のらりくらりと ゆめうつつ

【映画】#002 やりきれない毎日でも「人」でありたいときに

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「自分の人生って何だろう」
そう思うことはありませんか?

以前に何を望んでいたのか?
今は何を望んでいるのか?
そういったことも見失って、

生きているのか
死んでいるのか
やりきれない毎日。

そんなときに
いろいろなことを感じたり、
見つめなおすきっかけになる
そんな映画

『 悪人 』

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かんたんなあらすじ

ふとしたきっかけから、
 男は女を殺害
凶行に及んだ男は、
 知り合った別の女と逃げ続けることに
なぜ逃げ続けるのか?
 悪人とはいったい誰なのか?



長崎の土木作業員、祐一は
鬱屈した孤独な生活を送っていた。

人との出会いは皆無で
仕事に祖父の介護に
追われる毎日。

そんな中、出会い系サイトで、
福岡の保険外交員、佳乃と知り合う。

会う約束をしていたある日、
とある出来事から、
祐一は佳乃を殺してしまう。

その後、
同じ出会い系サイトで
以前やり取りしていた
佐賀の紳士服売り場の店員、
光代から連絡が来て会うことに。

初めての出会いは最悪であったが、
どこかで心が通じる部分もあった。

後日、光代と会った帰り道、、
警察の捜査がすでに
自分に及んでいることを知ると、
光代の元に引き返し、
2人での逃避行が始まり…

なぜ、2人は逃げ続けるのか?
そして、悪人とはいったい誰なのか?

こんなひとにおすすめ

失敗や挫折でやりきれないとき
孤独感のある毎日を送っている
人生を見つめなおしたい



この映画の登場人物は、
全員がやりきれない何かを
抱えています。

そういった葛藤が
あればあるほど、
それぞれの感情に
考えさせられる
そんな映画だと思います。

やりきれない毎日で感じること

この映画の主人公の2人、
祐一と光代もまた、
やりきれない毎日を
送っています。

ここに来る途中、
安売りの靴屋があったやろ?
あそこを右に曲がって、
まっすぐ田んぼの中を進んだところが、
あたしの高校やったとよ。
そのちょっと手前に
小学校と中学校。
今の職場もその国道沿い。


なんか考えてみたらあたし、
あの国道から全然離れんやったとね。


あの国道を行ったり来たりしよっただけで


馬込光代 
 映画『悪人』


目の前に海があったら、
もうその先どこへも
行かれんような気になるよ

清水祐一 
 映画『悪人』



光代は同じ道を
行ったり来たりの毎日。
祐一は家のそばにある海が
行き止まりにすら思える。

同じようなことを感じることは
ないでしょうか?

登場人物たちの心情が
あらためて、自分の心情を
見つめなおすきっかけになります。

やりきれない毎日でも本気で望むこと

祐一は祖父母と同居しながらも、
光代は姉妹で同居しながらも、
孤独感を感じています。

けれど、
「誰かと出会いたい」
そんな希望もまた
捨てきれずにいます。

あたし
あたしね
本気でメールを送ったとよ。


普通の人は出会い系サイトとか、
ただの暇つぶしでするかもしれんけど、
あたしは本気やったと。


ダサかやろ?


馬込光代 
 映画『悪人』


「本気で出会いたい」

やりきれない中でも
本気であがく。

失敗したとしても
報われなかったとしても
純粋に本気で望むことは
何かあるだろうか?

そういったことを
見つめなおすきっかけにも
なると感じます。

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まとめ

この映画は、
さまざま感情が出てきます。

孤独、寂しさ、愛情、いら立ち、
後悔、見栄、傲慢、苦しさ、
うれしさ、憎しみ、情けなさ、
くやしさ、心配、怒り…

不器用で
希望が捨てきれず、
這いつくばって
どうしようもない。
感情がうずまきます。

あえて、ひとことで言うなら
「人間らしい」映画です。
あまりにも。

そして、この映画は
明確な「答え」を
用意してくれません。

それでも
「どう生きていきたいか?」
そんな疑問を
投げかけられるような映画です。

最後に劇中の
被害者の父、佳男の言葉より

あんた大切なひとはおるね?


その人の幸せな様子を思うだけで、
自分まで嬉しくなってくるようなひとは。


今の世の中、
大切な人もおらん人間が多すぎる。
自分には失うもんがないち思い込んで、
それで強くなった気になっとう。
だけんやろ、
自分が余裕のある人間て思いくさって、
失ったり、欲しがったりする人間を、
馬鹿にした目で眺めとう。


そうじゃないとよ。
それじゃ人間は駄目とよ。


石橋佳男 
 映画『悪人』


やりきれない毎日でも
あらためて色々なことを
見つめなおしたいときに
是非オススメな映画です。

ちなみに、原作には
原作の文章描写や心情、セリフが
描かれています。
映画だけ観た人にもおススメです!

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